年度末直前の今月、三度目のコラム投稿となります。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今回の趣旨は、、、
このコラムというかブログを投稿してから今までで一番読まれたのは、
どのタイトルだったのか?
というのをアクセス解析に基づいて調べてみたのです。
弊社のホームページは大手検索サイト様にお金を払って、優先的に表示してもらうとか検索がかけられた際に優先的に上位に表示していただく、というような費用を掛けておりませんし、
何処かの企業さんや媒体さん等ともタイアップしていない中、
地味に真面目に書き続けてきた内容が知らないうちに沢山の方々に拝読いただけたというファクトを確認することが出来ました。
一番読まれたコラムは2022年11月11日にアップした、
「給料が増えない日本における建設業」というタイトルの記事でした。
ちなみに次位には、ピンハネという実態にアプローチした内容の記事でした。
ということから、お金に関わる内容というか、業界特有の習慣だったりという記事に反響が多いのかもしれませんね。
そこで、、、
今回は2025年春の時点での日本の賃上げや建設業の賃上げに関する内容を、
あくまでも私信的な視点で書き連ねたいと思います。
2025年4月より、
メディアでも報道されましたが大手企業や業界による労使側と企業側による賃上げの交渉結果が昨年より高い水準で実行されるという事です。
平均5%台とのことですよ・・・
これって、あくまでも上場企業や大企業についての実態であり、
中小企業は横ばいからやや上昇へ、零細企業や小規模事業者は賃上げなど難しい状況だという事実はさほど大きくは取り上げられません。
企業数って、中小零細小規模事業者の方が全体の7割以上なんです。
あたかも日本の企業はようやく一昨年から賃金が増えるようになってきたかのようなミスリードがなされているのは、小規模事業者に属する会社の私としては違和感を覚えます。
ましてや、下請という構造が変わる事なく続いている、
いや続いていく建設業界においては、業界全体で賃上げが出来る訳ないんです。
下請と一言で片づけられない特殊な事情も多々あるとも思います。
見方を変えれば、建設業に従事する者にとって自分の賃金なり収入を上げていくには、
社員(作業員)の賃上げを今までに実行してきた会社なのか、経営者なのか、を見極めなくてはならないと思います。
5年以上勤めたのに全く給料上がらない、とか、
10年も勤続してきたのに日給にしたら千円程度しか上がっていない、
このような会社や経営者の元では今後も上がらないと断言出来ると思います。
分かり易い例えを記しましょうか。
自分の勤めている会社の経営陣の乗っている車や持ち物、特に分かり易いのは腕時計とかアクセサリーでしょうか。。。
自分自身の手取りや給料は増えていないのに、
自社の重役が高い車に乗っていたり、高い腕時計をしているとしましょう。
どう思われますか? 書くまでもないですよね・・・
諦めること、大事だし大切です。
あきらめるの語源である、明らかに見極めることが自分自身や家族のこれからや将来を大きく左右するんです。
お金や業界に関する事を、これからも書き続けて知っていただきたいですし、
何かしらの後押しや決心に繋がるような事実や情報を提供し続けようと私は思います。
読んで下さる方がいらっしゃる限り、このコラムがきっかけで当社に中途入社して下さった方々が増えていくように、
これからも切り込んだ内容、他の会社や経営者では書けない内容を積極的に書いていこうと思います。
今後も地味に続けていきますのでどうか宜しくお付き合いの程、お願い申し上げます。
株式会社 大栄機工