ピンハネの反響

3月に入りました。

寒い日が続いていますが、たまに極端に暖かくなったり急に雪が降ったりと不安定なお天気の今日この頃、このブログを読んで下さっている皆さんはお変わりないですか?

花粉症に苦しんでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか?


卒業式や送別会に謝恩会という私にとっては、と~おい昔に経験をした3月でもあります。


さて、本題に入ります。

表題のピンハネという語彙ですが、私ども建設業に従事する人間にとって普通に耳にし、日常的な言葉かもしれません。

しかし、一般的なイメージはどうなんでしょうか・・・

あまりよろしくはないんじゃないでしょうか。。。


実は、昨年に当社のHP内のこのブログにおいて、

タイトルは 上前をはねる という内容で11月に書かせていただいたブログが思いのほかというか予想を上回る閲覧数をいただいており、私本人が一番ビックリしている次第です。


という現状を踏まえ、今回は第二弾を記そうと思います。

興味のある読者の皆さんはここから先に読み進んでいただけたら幸いです。


前回の記事でも書きましたが、ピンハネが良いとか悪いという議論でもなければ、

廃止すべきだとかこのような制度があって然るべきなのか、等を伝えたいのではありません。


世の中には手数料というモノが当たり前に存在してますね。

分かり易いのはコンビニのATM利用の際に取られてしまう金額・・・

例えば時間内利用で220円だったり、時間外ならば440円だったりの料金、アレです。

自分が口座開設している銀行のATMでさえ、土曜日や日曜日だと入出金する際に余分に取られますよね、108円とか216円を。


これらはピンハネとは言わず、手数料として認識されてます。


他にも沢山あります。

車を分割で購入すれば分割手数料、とか、

流行りの新NISAの口座で個別株や投資信託を購入したり換金したりするにも手数料って生じてます。


世の中にはタダのものなど無い、と昔は親によく言われたものです。


私共の建設業という世界はお仕事もお金も、上から下へと流れてくるものです。

ということは、上のポジションに居ることが企業にも個人にも搾取される手数料は少なくて済むという自然な構図にもなってます。


下請という言葉、

私はこの建設業において下請企業さんをバッサリと使うのを止めてしまった経営者でもあります。


下請企業さんを繋ぎとめたいが為に、割に合わない手数料を支払う事に意味が無い、と見極めた上での決断であり実行でした。

業界の先輩方には当時言われました、人集まらないんじゃないの?とか、

仕事請けられないんじゃないの? とさえも。


全くもってそんなことはありません。

何よりも当社にて従事してくれている人の数は大きく減ったにも関わらず、

現在は当時よりも労働生産性も、会社の利益率も、在籍社員のお給料も、請負の額も全てが上がりました。


参考までに記しますが、当社が作業をさせていただく現場において危険手当なる特別手当があるとします。

現場や作業環境によりその額は6,600円だったり10,000円だったり20,000円だったりと異なりますが、

当社ではこの手当は満額が社員個人の手取りとなります。


日給13,000円の社員が22日出勤したとすると、月給額は286,000円ですが、これに加えて一日当たりの手当が10,000円の現場での作業ですとプラス220,000円となり総額506,000円となります。


分かり易く簡潔に書くならば、当社はピンハネ額0です。zero~~♪ 


一例として、以前私が作業員として現場で勤務していた際、上位企業は10,000円の危険手当の8,000円ピンハネし、2,000円を支給してくれました。

これこそ、手数料ではなくピンハネという名に相応しいですよね 苦笑


適正な手数料の会社に勤務すること、適正に手数料を払ってくれる会社と付き合う事、これらがこれからは益々重要且つ必須条件になっていく業界ではないでしょうか?

働く人の数は減る一方ですし、特に私どもの業界は敬遠されがちな為に新規流入者が極めて少ない業界です。


私がこのブログというコラムで発信をしても、業界の慣習や常識など変わる訳ありません。

そうではなく、ピンハネされ過ぎてませんか?

所属をされている会社のポジションだと元々ピンハネが多過ぎませんか?

という検証や振り返りも必要な時代に突入していると思うのです。


自分の会社もご自身も、適正な手数料の範囲内ですか?

と、疑問を投げかけていきたいのです。


状況に応じて、第三弾も書き記してみようと思っております。

今回は少し長くなりましたが、最後までお付き合いを有難う御座いました。

季節柄、ご自愛ください。


株式会社 大栄機工