給料が増えない日本における建設業

こんにちは。株式会社 大栄機工です。

11月も10日を過ぎ、此方福島県いわき市は朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。


今月、実は私自身の誕生月なんです。それに纏わり本題に入る前に少しだけ私信を綴らせていただきます。


健康で元気に希望と共に会社も個人も歳を重ねていきたいな、と還暦が近づいている身ともなりますと今まで以上に強く思うようになりました。

無事に歳を重ねられるのも、既に旅立ってしまった私の両親に妻の両親、そして海外で暮らす妻。

更に、会社で繋がりのある大切な社員とお客様、士業の先生方達の協力や支援の賜物と有難く思っております。


この場を借りて、皆様方への感謝を申し上げたいと存じます。

いつもありがとうございます。

今後とも、宜しくお願い申し上げます。


さて、本題へと入ります。

昨今はエネルギーコスト高とか物価高が叫ばれております。

弊社もガソリン代や電気代等は昨年と比較すれば大きな負担増となってます。


世界の国々と比較すると日本の物価高、つまりインフレはまだまだ抑えられているのかもしれません。


が、しかし、、


それを声高々に唱える日銀や政治家の言葉を鵜呑みにして良いのでしょうか?

そんな楽観的で良いのでしょうか?


良いわけがありません。というのは、、


日本人は中小零細企業、又は小規模事業者に務めている方が大多数を占めています。これら大多数の方々の毎年のお給料の上昇率が欧米各国や韓国、オーストラリアやニュージーランドにイスラエルといった主要33か国の中で日本だけがマイナス成長率なんです。

簡単に言えば、手取りのお給料が増えるどころか減ってるんです!

これって特殊ではなく異常なんです。


建設業の作業員さんのお給料。

大半の方が最初に決めた雇用契約における日給額が増えないのが現状です。


それでも弊社は苦しいながらも給料そのものか、何らかの手当等で社員全員の所得を上げるべき策を実行してきました。

更には有給休暇を取得しない、というよりは取得しづらい有給休暇に相当する日給額を支給もしています。


ところが、、、


現実はお給料の上昇分を上回る税金や保険料の上昇に物価上昇も加わり、実際の所得が減ってしまっているのが現状なんです。


建設業にフォーカスしてみましょう。


2011年に東日本大震災が発生し、そこからの復興工事や関連事業。2020東京オリンピック、実際には2021年の開催でしたがインフラ整備や箱ものの建設等々で人件費も資材価格も上昇し、全体のコスト高となりました。

これに加えての現在のエネルギーコスト高や物価高に円安です・・・

明らかに悪い影響が出ています。


私どもの建設業界は古くから仕事もお金も上から流れてきます。下に行けば行くほど、長く居れば居るほど、全てが小さくもなり不利にもなっているかもしれません。


復興作業も廃炉作業もこのままでよいのでしょう?

作業に従事する方が減る一方ではないでしょうか?


国策でもある廃炉作業、国難でもある少子高齢化社会と共に建設業に従事する方の高齢化という問題は見て見ぬふりが出来ない深刻な問題です。

それをわかっているからこそ、私自身は数年前から会社の運営や方針を見直したり改めたり、機会があれば警鐘を鳴らしたりとしてまいりました。


仕事はいくらでもあるのに従事する作業員さんが居ない、見つからないでは先に進まないどころか、一次請けさんや下請けさん共々先細りするか倒れてしまうかもしれません。


仕事を、作業を、与えれば良し、人を囲っておけば良し、

という時代ではなくなっています。

この現状を共に理解し、会社同士でも人同士でも、強いつながりと先を見据えて、難局に挑んでいく会社でも個人でもありたいと思うばかりです。


冒頭に記した、元気に希望と共に歳を重ねたい。

という願いを家族や社員、関係している方々と共に歩み続けていけるように更に新しい仲間を増やしたり事業を拡大したり、改革の精神も怠らずに歩んでまいりたいものです。


現状を変えたい、生活を変えたいとかレベルを上げたい、新しい事業をやりたいとか起業したい、色々な想いの方々とつながりたいものです。


今回も最後まで読んでいただき有難うございました。

また来月も記させていただきます。


株式会社 大栄機工


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