建設業界の会社あれこれ

皆さま、暑中お見舞い申し上げます。


連日、暑いだけでなくゲリラ豪雨や雷雨なども起きてるお盆前ですが、

此方福島県いわき市平では七夕まつりにいわき踊りと地元の方々は賑々しく楽しまれているようです。


さて、今日のテーマは会社として正しくあるべき姿を貴方が所属している会社はしてますか?やってますか?

という切り口で書き連ねようと思いますので最後まで宜しくお付き合いの程、お願い申し上げます。


まずは初歩中の初歩のレベルですが、社会保険や厚生年金には加入してますか?

何故にこんな事を書かねばならないかというと、私がこの業界に転職をしてきた2012年頃は加入していない会社も多数ありましたし、働いている方々も払いたくない、とか、払うことになるなら会社を辞める、とか意味不明な事が日常的にあったのを記憶しています。


社会保険や雇用保険、厚生年金というのはご自分の負担だけでなく、折半に近い額を会社も負担してくれていて、解り易く例えるならば貯金の額を自分だけの負担だけでなく倍になるよう会社がプラスして払ってくれています。


例えばですが、月給およそ50万円の従業員はご自分負担で社会保険料27,975円と厚生年金45,750円を納めています。

ということは会社も同額に近い額を払ってくれています。(これはあくまでも福島県の金額)


将来への蓄えを自分のみならば73,725円の貯金が、会社のおかげで倍額の147,450円の貯金が出来てると思うとイメージしやすいでしょうか・・・


しかし、ということはですね、、

会社の負担はとても大きな額になるというのも容易に想像できますよね。

社員の将来の為に、会社は個人の貯金額を増やす積み立てをしているんです。


この意味を捉えずに、自己負担が3割で変わりないなら社会保険でなく国民健康保険で十分、とか、

国民年金すらマジメに払い込んでこなかったにも関わらず厚生年金には加入しない、とか、

意味不明の論理と間違った情報を鵜呑みにしてしまった結果、自分が高齢化し、働けなくなったときに悔やんでも、時すでに遅しなんです。

誰でも平等に加齢し歳を重ねるんです・・・


参考までに国民年金を40年以上もの間、しっかりと払い続けて65歳に自分が到達し、国から支給される年金額は月にして約6万円です。

これでひと月の生活って出来ますか?、って話です。


だから、厚生年金という二階建て部分が大きな意味を持っているんです。プラスαがないと生活なんか出来ないと思われます。

物価だってこの2年間くらいのように上がるのが正常で健全な社会であり世の中です。


建設業を生業としている経営者には、従業員のための、今回説明した社会保障を払わないで済ませた社長さんが沢山存在しています。

良いのか悪いのか、書くまでもありませんよね。


次回は、建設業に多い、派遣や斡旋について記そうと思います。

伏線としてですが、作業員を違う会社に紹介してマージンを得る、とか、若しくは紹介するだけでも違法になり得るってご存じですか?


派遣業や斡旋業を持っていないでこのような行為は違法ですし、更に言うならば建設業の免許を持っていないのに仕事を請け負うのも違法です。


貴方が所属している会社は大丈夫ですか?


私個人の意見としては、正直者が報われる世の中、社会であって欲しいと切に願っております。


株式会社 大栄機工