8月になりました

暑中お見舞い申し上げます。

株式会社大栄機工のブログ担当です。


猛暑、酷暑が全国的に続いていますが、

このブログを読んで下さる皆様はお変わりなくお元気ですか?


カバー写真は、つい数日前にひまわりフェスに行ってきた際の1枚。

暑い中でも様々な種類の向日葵が元気に太陽に向かって咲いておりました。


さて、今回のブログですが、

ニュースでも取り上げられる機会が多くなってきている、

福島第一原子力発電所から放出されるであろう処理水について触れてみようと思います。



私自身も数年前はアノ高さ14メートルほどある巨大なタンクのエリアにて、

配管の撤去や新規敷設などの作業に従事もしておりましたし、

ALPSという処理工程を行う装置の内部の建屋にも入って作業もしたこともあります。


アノ巨大なタンクには、ALPSにより処理が施された処理水が溜まってます。

処理水とはトリチウム以外の放射性物質つまりは、セシウム・ヨウ素・ストロンチウム等を国の規制基準を満たすまで除去した水です。

このトリチウム水は水とほぼ同じ性質の液体として、現実としてこの世に存在をしてます。


トリチウムは、雨・海・飲料水・食物など身近なものや私たちの体にも含まれていますし、体内で蓄積はされません。

トリチウムが出す放射線のエネルギーは紙一枚で防げるほど弱いものでもあります。


トリチウムと他の放射性物質を一緒に論じてしまう事が誤解やフェイクニュースを生んでしまっていますし、

メディアも含め報道には注意をすべきであると同時に正しい知識や情報を知り得ることは生きていく上で損にはなりません。


参考までにトリチウム水はこれまでも国内外の原子力施設から安全基準を満たした上で放出されています。

これからもこの放出は続いていくもので間違いないファクトと思われます。


2019年に韓国の原発から放出されたトリチウムは91兆ベクレル。

同じ年に中国の原発から放出されたトリチウムは124兆ベクレル。

ちなみに福島第一から放出が予定されているトリチウムは22兆ベクレルです。

敢えて記しはしませんが、アメリカやフランスの原発からの放出されているトリチウムは韓国や中国よりも遥かに高い値です。


今までの国内外における原発からの放出の値などから鑑みても、

これから福島県沖で行われようとしている処理水の海洋放出に伴う人への影響は極めて小さいどころか全く問題になるような値ではありません。

国も福島県も東京電力さんも計画的に海水や魚を測定・分析し、結果をWEBにて公開もしてます。


歯科でのレントゲン、医療機関でのレントゲンやCTスキャンにMRI等々、

放射線を身体に受けることはある種日常ですし、

飛行機に乗るだけでも実は放射線を身体に受けてもいるんです。


冒頭に記したように、正しく知識を得ることや理解を深めることは、

生きていく上で、生活をしていく上で必要であると共に重要です。

ましてやSNSやネットが良い意味でも悪い意味でも進んだ世の中、自分や自分の家族を守るためにも情報弱者にならないようでありたいものですね。


今回は旬の時事ネタ的なアプローチにしました。

それでは失礼いたします。


株式会社 大栄機工


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